【境界性パーソナリティ障害】
⚠️治療者も頭を悩ます心の深い傷❤️🔥🥹💦👋
1️⃣病態(症状)
2️⃣原因
3️⃣治癒
4️⃣治療法
心の深い傷と表現される境界性パーソナリティ障害(BPD:Borderline Personality Disorder)について、4つの項目で考察します。
BPDは、感情、対人関係、自己像、行動の不安定さが特徴で、しばしば治療者も対応に苦慮する複雑な精神疾患です。
1️⃣ 病態:不安定な感情と対人関係
BPDの病態の中心にあるのは、感情調節の困難さと対人関係の不安定さです。
⚠️ * 感情の不安定さ(感情失調): 激しい感情の波があり、怒り、不安、抑うつなどが短時間で変化します。
* 対人関係の不安定さ(見捨てられ不安): 見捨てられることへの強い恐れがあり、これを避けるために必死な努力をします。
人間関係を「理想化」と「こきおろし」の間で揺れ動く**二極思考(白黒思考)**が特徴です。
* 自己像の不安定さ: 自分の価値観、目標、性同一性などが頻繁に変わり、一貫した自己像を持てません。
⚠️ * 衝動性: 浪費、無謀な運転、過食、薬物乱用、無計画な性行動など、自己破壊的な行動を伴うことがあります。
⚠️* 自傷行為・自殺企図: 苦痛から逃れるため、また、周囲に助けを求めるサインとして自傷行為や自殺の脅し、企図を繰り返すことが少なくありません。
2️⃣ 原因:遺伝と環境の相互作用
BPDの明確な原因は一つに特定されていませんが、複数の要因が複雑に絡み合っていると考えられています。
✅🎯 * 環境要因:
* 幼少期のトラウマ: 性的虐待、身体的虐待、ネグレクト(育児放棄)などの深刻なトラウマ体験を持つ人が多いとされています。
✅ * 不安定な養育環境: 養育者との間に 安心できる愛着関係が築けなかったり、感情的なサポートが不十分だったりした経験が影響します。
✅ * 生物学的・遺伝的要因:
* 感情調整能力の脆弱性:
生まれつき感情の反応性が高く、感情を落ち着かせることが難しい特性(気質)を持つ場合があります❤️🔥
* 脳機能:
感情や衝動性に関わる脳の部位(扁桃体や前頭前野など)の機能的な特徴が関係している可能性が指摘されています🧠
3️⃣ ✅⚠️治癒:回復は可能だが、⚠️🎯長期的な取り組みが必要
BPDは適切な治療によって症状の改善や長期的な回復が十分に期待できる病態です。
* 「治る」の定義: 精神医学でいう「治癒」は寛解(かんかい)、、
すなわち症状が大幅に軽減し、社会生活上の機能が回復した状態を指すことが多いです。
* 予後(回復の見込み):
* 多くの研究で、BPDは⚠️🎯長期的には予後が良いと報告されています。
特に30代半ば頃から症状が落ち着く傾向があり、治療開始後数年で診断基準を満たさなくなる人が少なくありません。
✅🎯 * 回復には、治療者との信頼関係の構築や、“本人の治療への主体的な取り組み”が不可欠です。
✅🎯 * 年齢とともに、感情のコントロールや適応力が向上することが、自然経過での改善に寄与すると考えられています。
4️⃣ 治療法:精神療法が中心
BPDの治療は、薬物療法を補助的に用いながら、精神療法(心理療法)を核として進められます。
* 精神療法(心理療法):
* 弁証法的行動療法(DBT:Dialectical Behavior Therapy): BPDに対して最も有効性が確認されている治療法の一つです。
感情調整スキル、対人関係スキル、苦悩耐性スキル、⚠️マインドフルネスの習得に焦点を当てます。特に自傷行為や自殺企図の低減に効果的です。
* メンタライゼーションに基づく治療(MBT:Mentalization-Based
Treatment):
自分自身や他者の行動の背景にある**心の状態(思考、感情、意図など)**を理解する能力(メンタライゼーション)を高めることを目指します。
* 転移焦点化精神療法(TFP:Transference-Focused
Psychotherapy):
治療者との関係(転移)を利用して、**自己と他者の極端な見方(二極化)**を統合し、より安定した自己像を築くことを目指します。
✅🎯 * 薬物療法🏥💊⚡️🧲
* BPDそのものを治す薬は確立されていませんが、衝動性、不安、抑うつ、感情の不安定さなどの随伴症状を緩和するために、気分安定薬、非定型抗精神病薬、抗うつ薬などが補助的に用いられます。
* 薬は心理療法に取り組みやすくする目的で使われます。
⚠️境界性パーソナリティ障害の治療は、患者さんの感情の激しさと対人関係の不安定さに治療者自身が巻き込まれそうになるため、非常に困難を伴うことがあります💦🥹👋
しかし、適切な、一貫性のある精神療法と支援を長期的に提供することで、多くの患者さんが安定した生活を送れるようになります。
“自分らしく、自然に生きる”を見つける──こころを導く小さな物語
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こんにちは
毎日の暮らしの中で、、
「このままでいいのかな?」
「もっと自分らしく生きられないかな?」
と感じたことはありませんか?
実は、そんな気持ちにヒントをくれる「昔ばなし」があります。
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🔥火事(煩悩:迷いのたとえ)と、大きな乗り物🚢
ある昔話(説話)では――
🏠子どもたちが火事になった家で遊んでいて、気づかずにいる
👨お父さんはあわてて、「外にはすごい乗り物があるよ!」と声をかける
👦子どもたちの興味に合わせた“乗り物”で誘い出し、
🚢最後に「安全でゆったりした、大きな乗り物」に乗せてあげる
これは、その人に合った方法で、自然に安全な場所へ導いていくというお話。
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心の支援も、じつは同じ。
私たちが提供する心理支援も、
このお父さんのように、「あなたに合った方法」で、やさしく導くことを大切にしています。
「スタイル・ 特徴・ こんなときに」🧭🪧
✅🥇認知行動療法(CBT):思考グセや行動パターンを見つめる(考えすぎて苦しくなるとき)
✅🥈クライエント中心療法: じっくり話を聴いてもらえる(自分の気持ちに迷いがあるとき)
✅🥉内観療法など: 自分を静かにふり返る
(家族や過去の関係で悩んでいるとき)
どれも、“そのままのあなた”でいいんです。
無理にがんばらなくても、自然に、楽に、生きられる道がきっと見えてきます💡
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「がんばらない自分」にOKを出すために🆗❣️
私たちは、心理療法と仏教思想をやさしくかけあわせ、、、
🎯 “本当の自分らしさ”に出会うための方法を探求しています。
🎯派手な装飾や特別な能力はいりません。
🎯必要なのは、「自分のこころをそっと見つめる」時間と空間だけ。
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小きな“安心の乗り物”に乗りかえてみませんか?🏝️🚣♀️
🚢昔話に出てくる「大きな乗り物」(まぼろし)で、、、
本当は“全員”が乗れるわけではありません🤑
それはむしろ、、
「ちょっと立ち止まって、自分の呼吸や想いに気づけた人」が、、
自然と”独りで辿りつく”、ゆったりとした安心の場所なのです🏝️🚣♀️
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まずは、やさしい読みものなどから、、
かわごえの森では、
✅心のクセに気づくためのワーク📄📱
✅CBTや心理学をやさしく解説したレジュメ
✅“むかしばなし”で読み解くメンタルサポート
などを、初回カウンセリングを受けた方へプレゼントしています🔰🎁
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🍃「自分らしく、自然に、楽に生きる」
その一歩を、一緒に見つけてみませんか?
かわごえの森の心理カウンセリング
2025.5.3 |
【認知行動療法の最新研究】 心理カウンセリングを受ける時の注意点 公認心理師、臨床心理士とは? 公認心理師などは、“心理学”の専門家ではありますが、必ずしも全ての心理療法に精通しているわけではありません。 特に、認知療法・認知行動療法のようなエビデンスに基づいた特定の“治療法”に関しては、専門的な研修や経験が必要となります。 「専門性と多様性」 公認心理師などは、心理療法の多様なアプローチを習得していますが、専門性は個人によって異なります。 認知行動療法に特化した専門家もまれにいれば、他の心理療法を専門とする人もいます。 エビデンスに基づいた実践 現代の心理療法は、エビデンスに基づいた実践が求められています。 認知行動療法は、各学会において“治療法”の“第一選択肢”であり、効果が実証されている“治療法”です。 「チーム医療における役割」 公認心理師などは、薬物療法を中心とする医師をはじめとする医療チームの一員として、患者さんの心のケアに貢献します “主治医の指示に従うこと”は、チーム医療を円滑に進める上で重要です 「倫理的な側面」 公認心理師などは、患者さんの権利を尊重し、倫理的な観点から治療にあたる必要があります。 公認心理師などは治療法の専門家ではない うつ病の認知療法、不安障害の認知行動療法というエビデンス(治療マニュアル)がある“治療法”の専門家ではない。 「公認心理師などの役割」 公認心理師の役割は、多岐にわたります。 ・心理アセスメント 患者さんの心理状態を評価し、問題点を明らかにします。 ・心理療法 患者さんの問題解決を支援するための心理療法を行います。 ・教育 患者さんや家族に対して、心理的な知識やスキルを提供します。 ・相談 患者さんや医療スタッフからの相談に応じます。 まとめ 公認心理師は、あくまでも“心理学”の専門家として、患者さんの心の健康に貢献する重要な役割を担っています。 しかし、全ての公認心理師など認知行動療法の“治療”の専門家であるわけではありません。 患者さんは、自分の状態に合った“心理学”を提供してくれる公認心理師などを選ぶことが大切です。 「関連する重要な条項」 ・公認心理師法37条:登録抹消42条 ・公認心理師法42条:指示を受ける義務 公認心理師は、医療現場において、“主たる医師の指示”に従う義務があります。 これは、特に医療行為に関連する心理的支援を行う際に重要です。 「公認心理師法 第42条」(指示を受ける義務) 公認心理師は、主治の医師がある者に対して、その業務を行うときは、その主治の医師の指示を受けなければならない。 つまり、特定の医療上の問題に対して心理支援を行う場合、公認心理師はその患者の主治医(主たる医師)の指示に従う必要があります。 この指示には、治療方針や医療的なケアの方針に基づく指導が含まれることがあり、公認心理師はそれに従って心理的介入を行います。 ただし、すべての業務において医師の指示が必要というわけではなく、医療現場でのケースや医師が関与する治療の際に限られます。 |
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